教員紹介

山本 庸平(やまもと ようへい)

主な研究テーマ

計量経済理論とその応用分析を行っている。
(1)長期にわたるパネルデータなど大規模なデータセットの分析手法の開発
経済予測や政策効果分析で用いられる動学的因子モデルの識別に関する研究等
(2)経済モデルの構造変化の推論にかかる諸問題とその応用
回帰モデルにおける係数と分散についての複数構造変化の推定法および検定法を開発した研究等
(3)マクロ経済,ファイナンス,国際金融データを用いた実証分析
経済や金融市場の不確実性が為替レート動学に与える影響の実証研究,マイナス金利政策の下でのマクロ経済ニュースの効果についての実証分析等
(4)気候変動のデータ分析
経済活動などの人為的作用が異常気象のリスクに与える影響の実証研究等

講義およびゼミナールの指導方針

学部講義(科目番号300番台以下レベル)では,高校教育から大学教育への橋渡しとなる記述統計学や経済分析の基礎知識となる推測統計学を,表計算ソフトなどを用いて実践的に教授する。大学院基礎・学部上級科目(400番台科目)においては,計量経済学を専門としていない学生も基礎的な理論や分析手法を習得するための科目と,計量経済学の学術論文や専門的な教科書を理解するための科目を特徴付けて教授する。

学部ゼミナールでは,計量経済学の教科書を統計パッケージソフトRを用いた手法とともに身に付け,実際の経済分析へ応用できるように指導する。なお,グループワークやプレゼンテーション能力向上の機会を最大限取り入れる。大学院のゼミナールでは,より専門的な計量経済学の理論をプログラミング技術とともに修得した後,既存の学術論文を踏まえて各自の問題意識に基づいた論文を作成することを目標とする。

教員HP
https://sites.google.com/site/yoheiyama/
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