研究科・学部紹介

学位評価基準

経済学研究科学位評価基準について

修士論文

論文の要件
学問的に見て一定程度以上の独創性を有する研究と認められること。論文の成果がこれまでの学問的知見を前進させるものと認められること,または,政策上の重要問題に関する我々の理解を深めるのに資すると認められること。

論文の審査手続き
<論文の提出>
各年度の提出期限までに,経済学研究科事務室に,修士論文等必要書類一式を提出する。例年11月頃に修士課程修了試験および博士後期課程進学試験の実施要領の詳細が公表される。大学院掲示場等の通知に十分に注意すること。

<論文の審査および最終試験>
修士論文の審査および最終試験(口述試験)は,主ゼミ指導教員を含む2名の審査員によって行われる。修士論文最終試験は,論文提出後から2月上旬の所定日までに実施しなければならない。

博士論文

論文の要件
経済学の最先端の⾼度な専⾨的知識と分析技術を用いて自立した研究者としての研究活動を行うことができ,学術的に経済学に⼤きく貢献する,あるいは先端的な経済学の知⾒を⽤いて現実社会の諸課題の解明と解決に資する重要な研究を遂⾏できると認められる水準の論文であること。

論文の審査手続き
1.「博士論文指導委員会(コミッティー)」の設立

博士後期課程1年次以上に在学する学生は,指導教員とよく相談し,博士論文指導委員会(コミッティー)を設立する。このコミッティーは,指導教員を含む2名以上の教員からなり,当該学生の指導教員が原則として委員長を務めるが,他の委員に関しては本学の他研究科の教員が務めることもできる。委員会の設立後,学生はその構成メンバー(教員)と仮の論文題目を研究科長に報告する。コミッティーを設立した学生は,その後,毎年4月(9月入学者は9月)に,論文執筆の進捗状況を研究科長に報告しなければならない。また,それぞれの報告の中では,論文の提出予定時期を明記し,コミッティー委員長のコメントを得る必要がある。

2.「博士学位論文計画書(プロポーザル)」の提出

博士学位論文を提出する学生は,できるだけ早い時期に学位論文計画書(プロポーザル)をコミッティーに提出し,その審査を受ける。審査は,原則として1ヶ月以内に行われる。コミッティーは,プロポーザルの審査結果を研究科長に報告し,当該学生にも通知する。

3.「博士学位論文」の提出

プロポーザルの審査に合格した者は,2名の推薦者(通常はコミッティーのメンバー)の了承を得た上で博士学位論文を提出することができる。提出時期は任意であるが,当該年度のうちに博士学位を取得しようとする者は,原則として毎年10月末日までに提出することが必要である。

4.「論文審査・口述試問 (公開)・最終試験」

受理された博士学位論文は,3~5名の論文審査委員(推薦者2名を含む)によって,原則として3ヶ月以内に「論文審査」を受ける。「論文審査」の過程で,公開の「口述試験」が行われ,論文審査終了後行われる「最終試験」に合格すれば,博士学位が授与される。