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ゼミのモットー 「自由とゲームマインド(ゲームごころ)」
岡田ゼミではゲーム理論の学習をしています。
| 2010年度 | ゼミテキスト | Christophe P. Chamley, Rational Herds: Economic |
| Models of Social Learning, Cambridge University Press, 2004. | ||
| 2011年度 | サバティカル休暇のため、ゼミは募集しない | |
| 2012年度 | 主ゼミテキスト | Bruce Wydick, Games in Economic Development, Cambridge University Press, 2008. |
ゼミの内容
これまでの6年間は、3年生の夏学期にゲーム理論と応用に関して入門的な
日本語のテキストを読み、3年生の冬学期と4年生の夏学期でゲーム理論の中級レベルの
英語のテキストと専門論文数編を読んで、4年生の冬学期は卒論作成を行う
という指導方針であった。
2010年度は、ゼミ生が経済学研究の最先端に触れ、研究や学問の楽しさを体験するために、
最近のノーベル経済学賞の受賞分野と深く関わるゲーム理論の先端的なトピックを選んで、
1年間、3年生と4年生合同でその分野の基本的なテキストや専門論文を読む。
2010年度は、金融危機、バブルの発生と消滅、通貨危機などに見られる近年の市場経済の
現象はなぜ起こるのかをゲーム理論を用いて考えてみる。現在、研究者が注目しているメカニズムの一つは、
不完全な情報の下で投資家の売買が特定の銘柄に集中したり、多くの銀行がサブプライムローンなどの証券化商品を一斉に
扱うことにみられるような経済主体の「群衆行動(herd behavior)と非対称情報」である。
群衆行動は、金融市場の分析ばかりでなく、ファッション流行、世論形成、投票行動、社会学習など、
広く人間社会や生物社会でも観察され、ゲーム理論の応用分野として大変興味深い。
2012年度は、新しいゼミ方針として、主ゼミ(別称オモテゼミ)とサブゼミ(別称ウラゼミ)を開催する。
ゼミ生は全員主ゼミに出席する。大学院進学を考慮している学生を対象にサブゼミを開催する。サブゼミへの参加は希望者のみとする。
2012年度の主ゼミのテーマは、「開発経済学へのゲーム理論の応用」である。
近年、ゲーム理論は開発経済学や環境経済学の有益な分析ツールとしても注目されている。
主ゼミでは、ゲーム理論の基本的な概念を用いて、「開発途上国はいかにして貧困を克服して豊かな経済社会を構築できるか」
についてテキストを読みながら考える。
テキストは、社会規範と適切な制度設計がよりよい社会状態を実現するための「ゲームのルール」の形成に有効であることを多くの例を用いて説明している。
テキストの内容は大学レベルの英語力と中学レベルの数学力があれば、読解可能である。
これまで数学が弱くてゲーム理論の学習をあきらめていた人にはゲーム理論を「楽しく」学習する良い機会である。
国際協力の分野とゲーム理論に関心がある学生の参加を歓迎する。
テキストの目次
1章 経済発展、相互依存とインセンティブ
2章 ゲーム
3章 開発のわなとコーディネーションゲーム
4章 貧困、開発と環境
5章 リスク、団結のネットワークと互恵性
6章 農業制度を理解する
7章 貯蓄、信用、マイクロファイナンス
8章 社会学習と技術採用
9章 所有権、ガバナンスと汚職
10章 コンフリクト、暴力と発展
11章 社会的資本
12章 貿易と発展の政治経済学
サブゼミは大学院進学希望者のためであり、ゼミではゲーム理論の英語論文を輪読する。
また、ゼミと並行して出席者は、岡田章「ゲーム理論」(有斐閣)と「経済学・経営学のための数学」(東洋経済新報社)の自学自習を薦める。
ゼミ受講のための予備知識とゼミ選考方法
大学レベルの英語力と中学レベルの数学力および社会常識
ゼミ参加希望者は、
(1)2012年3月23日(金)までに、志望動機を中心に自己紹介文(A4版2枚)をウラゼミ参加希望の有無とともにメイルで岡田まで送る。
(2)ゼミ面接日時と場所(第2研究館226号室)は、後日教務課から掲示される。面接当日は、成績証明書を持参のこと。
ゼミに関する質問は、岡田またはゼミ生に連絡してください。
1月下旬にゼミの卒論発表会を開催する。見学は自由。