教員紹介

岸下 大樹(きしした だいき)

主な研究テーマ

専門は応用ミクロ経済理論で、特に民主主義国で観察される様々な政治現象についてゲーム理論を用いて解き明かすことを目指してきました。政治家と有権者の間に存在する情報の非対称性を踏まえ、政治家やメディアから有権者への情報伝達について、中でも多くの理論研究を行っています。近年は、有権者の様々な心理バイアスをモデルに組み込む行動政治経済学にも興味を持ち研究しています。併せて、再分配や課税に関して政治的要素を入れ込んだ研究も行っています。

講義およびゼミナールの指導方針

ミクロ経済理論・ゲーム理論に関する基本的な知識を確かなものとした上で、それらを用いて様々な社会現象の分析に応用する力を養うことを目指します。与えられたモデルを正確に解けるようになることはもちろんのこと、(1)得られた結果の背後にある直観を適切に把握できるようになること、(2)複雑な社会現象のどこをどのように切り取ってモデルに反映させるかについて判断できるようになることの二点にも重きを置きます。また、大学院ゼミナールでは、これらに加えて、国際学術誌への出版可能な研究を目指して、論文の書き方等についても指導します。

教員HP
https://sites.google.com/site/kishishitaecon/
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