定常・非定常時系列分析およびパネル・データ分析に関する理論を広く研究している。
(1)構造変化に付随する諸問題
(2)時系列モデルおよびパネルデータモデルにおける定常性の検定
(3)共和分に関する諸問題
(4)バブルの検出に付随する諸問題
学部の統計学入門は、主に記述統計の解説を行い、データの加工方法を身につけることを目的としている。大学院での講義は、研究者および応用経済学者向けの、中・上級の講義を担当している。計量経済学・時系列分析に関する専門的な論文を理解するために必須の理論を解説する一方、実際のデータを用いて各種統計量をコンピュータで計算する方法も解説している。
学部ゼミでは、数理統計学・計量経済学の基礎理論を習得し、実際の経済分析にどのように応用していくか指導している。一方、大学院ゼミでは、修士専修コースでは、計量経済学の理論に基づいた実証分析の方法について指導している一方、研究者養成コースでは、時系列分析およびパネル・データ分析の理論構築能力を習得できるよう、指導している。