金融工学・数量ファイナンス・ファイナンス経済論
不完備市場における異なるタイプの投資家のトレーディングとそれらの相互作用が均衡価格へ及ぼす影響、またその環境下での金利のタームストラクチャー、デリバティブ、保険などの金融商品のプライシングやトレーディング戦略を最適投資・消費問題の枠組みで研究している。またそれらの問題を解く際に現れる様々な数理についてもその性質や解析手法に関心を持って調べている。
講義・ゼミナールでは、抽象的に見えるファイナンスモデルと背後にある実務的な問題意識のつながりを伝えることに力点を置く。また具体例を出来るだけ挙げ、学生が理解し易くなるように心がける。これらのモデルを分析する際に用いられる数理手法については段階を追って学生が習熟できるように指導を行う。