教員紹介

武岡 則男(たけおか のりお)

主な研究テーマ

意思決定理論とその応用。特に以下のテーマについて研究している。
(1)主観確率、曖昧性、および主観的情報構造の公理的研究
(2)誘惑と自制の意思決定
(3)時間選好率と異時点間選択

講義およびゼミナールの指導方針

ミクロ経済学の内容は、定義・定理・証明というプロセスに表されているように、抽象化、形式化されている。講義では、図やグラフによる直感的理解、定理の証明の基本ステップ、経済学的含意などを重視して説明を行う。それと同時に、受講者はテキストや講義ノートの証明をじっくりと読み、練習問題を解くことで、厳密な数学的議論に習熟することが重要である。経済学は積み上げ式の学問であり、ミクロ経済学はその基礎にあたる。今後様々な応用科目を学んでいくためにも、直感的理解と厳密な論証を結びつける訓練をしてもらいたい。

学部ゼミナールでは、ミクロ経済学の基礎を前提として、意思決定理論や行動経済学に関するテキストを輪読する。ゼミナールを通じて、自ら研究テーマを設定し、主体的に勉強する姿勢と、自分が理解している内容を他人に分かりやすく伝えるプレゼンテーションの技術を身につけてほしい。大学院ゼミナールでは、意思決定理論に関する論文の発表を通じ、オリジナリティのある論文を作成できるよう指導を行う。

教員HP
https://sites.google.com/r.hit-u.ac.jp/noriotakeoka/
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