在学生の皆さんへ

在学年数に関する特例(飛び級)制度

一橋大学大学院では、修士課程の修了要件については、学則第66条において、『在学期間に関しては、優れた研究業績を上げた者については、各研究科規則の定めるところにより、特例として1年以上在学すれば足りるものとすることができる』としており、経済学研究科委員会においても、経済学研究科規則第3条において、そのような特例措置を認めることができるとしています。

つまり、このような制度の下では、十分な準備をして修士課程に入学した学生は、頑張れば1年で修士号を取得することができるわけです。言うまでもなく、大学院での講義のレベルは高く、講義を履修しながら修士論文を1年で完成させるということは大変なことですから、一般的には例外的なケースと考えてもらった方が良いでしょう。ただ、一橋大学の学部生に関しては、3年生・4年生の段階で大学院の講義を履修することができ、さらにその単位を(幾つかの条件の下で)大学院の単位とすることができるようになっていますので、1年で修士課程を修了するチャンスは大きいと思います。
(『 5年一貫教育システム』のページも参照してください。)大学院で学ぶことに伴う機会費用(失われる所得など)を最小にしつつ、経済学修士という学位を取得することができるのですから、ぜひ積極的に利用して欲しいものです。

なお、博士後期課程の在学期間に関しても、経済学研究科規則第4条において、『在学期間に関しては、学則第67条第1項ただし書きおよび同条第2項ただし書きに基づき研究科委員会の議を経て、在学期間の特例を認めることができる』という規定があります。つまり、博士課程の「標準修業年限」は5年と定められて いますが (学則第36条)、頑張れば大学院に入学してからより短期間で博士号を取得できるわけです。こちらもぜひ積極的に利用(挑戦)して欲しいものです。